倉庫はスペース貸しと収納保管の2種類に分けられるのはなぜか

2020年7月2日

スペース貸し倉庫は荷物の管理は利用者責任

倉庫はあくまでも品物を保管する場所であって、必ずしも荷物預かりサービスとは限りません。なぜなら、倉庫の仲介を行う業者として不動産屋が絡む場合には、大半がスペース貸しのみを行う存在だからです。実際にスペース貸しとしての倉庫については、入れる荷物の出し入れは借り手が自ら行うか専門業者に任せることになります。また、収納後に契約期間満了まで倉庫内へ保管し続ける際に倉庫側は中身が確かにその場所にあるかどうかの責任を負いません。そして、常温倉庫ならば温度管理すらも必須の条件とはならず、低温倉庫であっても温度管理以外は倉庫サービスの提供範囲対象外となってしまうわけです。不動産屋が仲介をしている倉庫の多くは、あくまでもスペースを貸しているにすぎません。

収納保管を業務とする倉庫は荷物の出し入れまで行う

倉庫サービスの中でも収納保管を業務とする倉庫については、預け入れる荷物の出し入れを貸す側が管理者として用意します。たとえ荷物の預け入れ人であっても、自分の荷物を自分で出し入れすることは認められていません。なぜなら、収納保管の中には預かった荷物を紛失・毀損することなく預け入れ時のままで善良管理義務を負った状態で保管することが求められているからです。このため、防犯対策をしっかり行い保管収納されている場所に関しても倉庫内のどの部分といった情報を預け入れ人に対して開示しません。荷物の出し入れを行えるのはあくまでも倉庫側の管理業務を行う担当者のみといった位置づけとすることで、倉庫サービス内容が単なるスペース貸しではなく収納保管管理業務となるわけです。

外出自粛宣言が出されたこともあり、ネット通販の需要が一気に増えたといいます。それを下支えしていたのが日本の物流です