接客マナーの基本動作である“お辞儀の仕方”は、どんなふうに教えればいいの?

2021年4月25日

状況に応じたお辞儀の角度を数値だけで教えるのはNG

接客業に携わる従業員を対象とした人材育成研修では“正しいお辞儀の仕方”がカリキュラムに組み込まれることがほとんどです。お辞儀は「私はあなたのことを尊重しています」ということを示す動作であり、お客様と良好な関係を構築するために不可欠なものだからです。

しかしお辞儀の仕方を教える際に「上半身を曲げる角度は会釈のときは15度で、“いらっしゃいませ”は30度。そして“ありがとうございました”は45度です」といったふうに数値のみを提示する講師がいます。上半身を曲げる角度を数値で説明されたとしても、自分のお辞儀を客観視することは難しいため、受講者はいまいちピンとこないのです。

販売員の視線の位置を例に挙げながら説明しよう

では上半身の角度に加えてどのような説明を補足すれば、研修の受講者に“正しいお辞儀の仕方”が伝わるのでしょうか。それはお辞儀をする際の視線の位置です。たとえば販売員とお客様が同じくらいの身長だとすると、販売員がお客様の肩の位置に視線を合わせることで、会釈に適切な15度くらいのお辞儀になります。“いらっしゃいませ”のときはお客様の足元に視線を合わせることで、30度くらいのお辞儀が実現します。そして“ありがとうございました”のときは相手の身長は関係なく、自分のつま先から約1メートル先の床に視線を置くことで、45度くらいのお辞儀ができます。

社会人になると何かと「数値で示せ」と言われることが多いですが、お辞儀の仕方を教える人材育成研修においては講師が数値(角度)にプラスして視線の位置も補足することによって、より理解されやすくなるといえます。

人材育成のセミナーは、実施しても内容がイマイチだと成果が出ません。内容をしっかりと確認して成果が出るセミナーを用意することが大切です。